2025年1月2日、那覇市首里真和志町の獅子舞「新春町まぁーい」を見学。
首里真和志町の獅子舞が、首里城公園内の園比屋武御嶽石門で奉納演舞をした後、町内の各家・店の邪気を払って嘉例を付けながら道ジュネーしました。
スージ小(細かい路地)にも入って行くので、ちょっとした探検気分。
オバアが踊りだしたり、拝所も廻ったりで、面白かったです。

首里真和志町の獅子舞@園比屋武御嶽石門


首里の獅子舞は、汀良町、真和志町、池端町、末吉町で行われていました。
真和志町の獅子舞は、真壁殿内から賜ったと伝えられています。
真和志町の獅子舞の特徴は、雌で、額に三日月がある事。
獅子舞の型には、8種(猿取り、空中返り、横返り、差手、獅子座、誘い手、まり取り、大回り)がありました。
また尚泰王の御冠船踊では、真和志町の獅子舞が上演されたと云われています。
戦前の獅子頭は沖縄戦で消失したとされ、戦後1955年に新たな神獅子が名嘉真朝光により作られました。
しかし戦後2代目の神獅子製作の調査の過程で、戦前の神獅子が米兵によって戦利品として持ち去られた事が判明。
関係者の尽力により、2023年5月に78年ぶりに真和志町に里帰りしました。
現在、戦前の神獅子を元にした戦後2代目の神獅子を製作中です。(2026年に完成予定)

1月2日、午後1時から真和志町クラブで、御願と獅子舞の奉納演舞が行われました。
丁度、首里城公園「新春の宴」の琉球舞踊の公演と重なったので、真和志町クラブでは見学できませんでした。汗
去年、真和志町クラブでの御願の様子などを見学したので、興味のある人はブログ「那覇市首里真和志町の獅子舞@正月町まぁーい 2024」をご覧ください。

午後2時、首里城公園内の園比屋武御嶽石門(首里真和志町)で、「新春町まぁーい」が始まりました。
園比屋武御嶽(神名:母自盧休拓、モジロキョウニギリキョウ)は、『琉球国旧記』『琉球国由来記』にも記載され、琉球国王が行幸の際には必ず訪れた格式の高い御嶽です。
まずは、参加者による御願。

御願@園比屋武御嶽石門

棒術で、場を清めます。

棒術の奉納@園比屋武御嶽石門

棒術の奉納@園比屋武御嶽石門

獅子舞の奉納演舞が始まりました。

首里真和志町の獅子舞@園比屋武御嶽石門

首里真和志町の獅子舞@園比屋武御嶽石門

首里真和志町の獅子舞@園比屋武御嶽石門

首里真和志町の獅子舞@園比屋武御嶽石門

首里真和志町の獅子舞@園比屋武御嶽石門

守礼門に移動。

首里真和志町の獅子舞@守礼門

守礼門で、記念撮影。

記念撮影@守礼門

首里真和志町内の各家・店を道ジュネーします。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

獅子舞もギリギリの幅の狭い路地。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

ご祝儀を貰う獅子舞。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

獅子舞にご祝儀を渡すと、カレンダーと、もれなく獅子舞に噛んでもらえます。
このご祝儀が、新しい神獅子の製作に使われるそうです。
※ご祝儀の有無に関わらず、多くの人が獅子舞に噛まれていました。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

獅子舞に乗せてもらうのは、楽しそうですね。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

踊りだしたオバア。
踊るのが好きなんだそうです。
ブログの上にある動画にも写っていますよ。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

通りかかった車にもサービスする獅子舞。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

店の中にも突入します。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

約2時間の長丁場なので、一休みする獅子舞。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

途中、数か所の拝所にもお参りしました。
下の写真は、ウドゥンヌウチー(御殿内)。
この一帯は、東風平按司の屋敷でした。
3つの井戸があり、その内の一つは御願井戸で、中城御殿(王子の邸宅)から毎年拝みに来ていたそうです。

御殿内@新春町まぁーい

御殿内@新春町まぁーい

首里高(旧中城御殿跡)近くのウチヌカー(内の井戸)。

内の井戸@新春町まぁーい

内の井戸@新春町まぁーい

首里高(旧中城御殿跡)近くの村獅子(石獅子)。

村獅子@新春町まぁーい

村獅子@新春町まぁーい

他にも、ミーガー(新井戸)等にも行きました。
最後は、真和志町クラブへ。

首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい

真和志町獅子舞保存会の人達に感謝です。

那覇市首里真和志町の獅子舞@新春町まぁーい 2025の地図
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