2024年2月29日(旧暦1月20日)、那覇市辻の旧廿日正月神事を見学しました。
各拝所を廻って、五穀豊穣などを祈願しました。

波上宮の御願所@旧廿日正月神事


午前11時頃、旧廿日正月神事を主催する辻新思会(以前のムラヤー、村屋)に到着。
辻新思会は、貸座敷組合とジュリ達によって設立されました。
祭壇の一番上には、辻村の守り神・獅子(上村渠)と弥勒(前村渠)が安置されています。
手前には、今年の1月に亡くなられた上江洲安明さん(辻新思会理事長)の写真もあります。

辻新思会@旧廿日正月神事

午前11時過ぎ、ムラヤーのヒヌカン(火の神)への御願が始まりました。

辻新思会のヒヌカン@旧廿日正月神事

ムラヤーの祭壇での御願。
最初は神職の女性から。

辻新思会での御願@旧廿日正月神事

ジュリ馬の踊り手達。

辻新思会での御願@旧廿日正月神事

辻新思会での御願@旧廿日正月神事

辻新思会での御願@旧廿日正月神事

最後は、神職の女性。

辻新思会での御願@旧廿日正月神事

午前11時半、御願廻りに出発。

御願廻り@旧廿日正月神事

海蔵院(鏡御寺、カガンヌウティラ)。
辻の開祖と云われる三人の王女、音樽之前、思鶴之前、真加登金之前のトートーメー(位牌)が祀られています。

海蔵院@旧廿日正月神事

海蔵院@旧廿日正月神事

ジュリ馬が奉納されました。

海蔵院でのジュリ馬@旧廿日正月神事

次は、波上宮へ。
2023年から波上宮参拝が復活したそうです。

御願廻り@旧廿日正月神事

鳥居でお祓いを受けた後、参道横の石積みへ。
昔は、上まで上がるのは申し訳ないと、ここで手を合わせていたそうです。

波上宮の石積み@旧廿日正月神事

現代なので、上まで上がります。笑

波上宮@旧廿日正月神事

社殿後ろの一般人が入れない御願所(花城ハナ)へ。
見学の人達は、ここで待っていました。

社殿後ろの御願所へ@旧廿日正月神事

波上宮での参拝。

波上宮での参拝@旧廿日正月神事

波上宮での参拝@旧廿日正月神事

社殿前でジュリ馬の奉納。

波上宮でのジュリ馬@旧廿日正月神事

波上宮でのジュリ馬@旧廿日正月神事

志良堂御嶽での御願。
昔は久米村にあった拝所で、首里、唐への遥拝所(お通し)です。
戦後、辻周辺の多くの拝所は、場所が大きく移動しています。

志良堂御嶽@旧廿日正月神事

ヌールガー(祝女井戸)での御願。
2023年に、辻御嶽(花乃代)に場所が移動したそうです。
御願を継続していくことが重要ですね。
※辻開祖に関わる拝所(志良堂御嶽、ジク、イシカブイ、真茅御殿跡、花城御殿跡、開祖三王女の墓など)も、戦後に場所が移動しています。
戦前は、ウガンヌビラ(御願の坂)一帯に広がっていたそうです。

ヌールガー@旧廿日正月神事

ジク(軸)。
首里への遥拝所です。

ジク@旧廿日正月神事

イシカブイ。

イシカブイ@旧廿日正月神事

開祖三王女(ウミチルヌメー、マカドカニヌメー、ウトゥダルヌメー)の祠。

開祖三王女の祠@旧廿日正月神事

辻開祖之墓。

辻開祖之墓@旧廿日正月神事

開祖三王女の祠と辻開祖之墓の前で、ジュリ馬の奉納。

開祖三王女の祠でのジュリ馬の奉納@旧廿日正月神事

開祖三王女の祠でのジュリ馬の奉納@旧廿日正月神事

ヒヌカン(火の神)の祠。

ヒヌカンの祠@旧廿日正月神事

石舞台でのジュリ馬の奉納(喜びの舞)。

石舞台でのジュリ馬の奉納@旧廿日正月神事

石舞台でのジュリ馬の奉納@旧廿日正月神事

石舞台でのジュリ馬の奉納@旧廿日正月神事

午後2時頃、旧廿日正月神事が無事に終了しました。

那覇市辻の旧廿日正月神事の地図
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