2023年8月12日(旧暦6月26日)、南風原町兼城の綱引き(綱曳き)が行われました。
火を吹くジャー(龍蛇)が見所です。
最後のジャーの川流しの儀式まで見学しました。

兼城のジャーの由来は諸説ありますが、元々ジャーは女性の神でしたが、怒りに触れて天へ昇ったそうです。
天空のジャーは邪神と仏心の両面性を持っていたので、豊穣(雨)の神のジャーを引き寄せるために綱引きを行います。
ジャーは、火を吹いて村の穢れを払い、綱引き後に山田橋(現在のナカモト橋)から川に流されて再び昇天します。
穢れが払われた村には豊年が訪れると云われています。

旗頭@南風原町兼城の綱引き


南風原町津嘉山の綱引きの見学後、兼城公民館に移動しました。
午後9時頃になると、東西の旗頭が登場。

旗頭が登場@南風原町兼城の綱引き

旗頭が登場@南風原町兼城の綱引き

公民館に設置されたジャーから、盛んに花火が飛び出します。

ジャー@南風原町兼城の綱引き

まずは、子供の旗頭の演舞。

子供の旗頭@南風原町兼城の綱引き

子供の旗頭@南風原町兼城の綱引き

続いて、大人の旗頭のガーエー。
ジャーから放たれる花火と爆竹で、光と音の洪水です。
東は旗頭「招豊年」と槍、西は旗頭「協力一致」と薙刀。

旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

綱引き棒(棒術)によるガーエー。
※旗頭の間にある棒の上の黄色い球体は、村のシンボルで「ムラトゥール(九年母灯篭)」と呼ばれています。

棒術@南風原町兼城の綱引き

棒術@南風原町兼城の綱引き

巻棒が始まりました。
棒を持った人達が、グルグル回ります。

巻棒@南風原町兼城の綱引き

巻棒@南風原町兼城の綱引き

巻棒@南風原町兼城の綱引き

本命の綱引き。
通常は藁の綱が使われますが、今年は台風の為に用意できずロープ綱でした。
それでも大迫力!

南風原町兼城の綱引き

南風原町兼城の綱引き

南風原町兼城の綱引き

綱引きの結果は、東の勝利。
東が勝てば豊年、西が勝てば子孫繁昌と云われています。

南風原町兼城の綱引き

婦人会による喜びの舞い。

婦人会による喜びの舞い@南風原町兼城の綱引き

公民館に設置した旗頭とムラトゥールを取り外しました。
これから、ジャーの川流しの儀式に向かいます。

旗頭@南風原町兼城の綱引き

ムラトゥール@南風原町兼城の綱引き

山田橋(現在のナカモト橋)に到着。
通常は、兼城交差点のENEOS南風原SSで旗頭等の演舞を行いますが、車が多いので橋を渡った場所に移動しました。
まずは、旗頭、ムラトゥール、槍、薙刀の演舞。

旗頭、ムラトゥール@南風原町兼城の綱引き

山田橋で、棒術。

棒術@南風原町兼城の綱引き

ジャーの川流しの儀式で、ジャーに火が点けられました。

ジャーの川流しの儀式@南風原町兼城の綱引き

燃えるジャーを川に流します。

ジャーの川流しの儀式@南風原町兼城の綱引き

ジャーの川流しの儀式@南風原町兼城の綱引き

以前にも兼城の綱引きを見学していますが、今回は初めてジャーの川流しの儀式まで見る事が出来ました。
午後10時過ぎに終了後、さらに南風原町喜屋武の綱引きを見学しました。笑

南風原町兼城の綱引き 2023の地図
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