南北大東島に暫く滞在して、昨日、南大東島から帰宅。
日程的に台風13号と14号に当たってしまいましたが、快晴続きで雨は殆ど降りませんでした。
しかし、フェリーには影響があって、北大東島から南大東島への移動はフェリーから飛行機に変更。涙
まずは、北大東島について、燐鉱産業遺跡群(旧東洋製糖燐鉱石貯蔵庫)などを紹介します。

2007年に来島して以来なので、11年ぶりの北大東島。
今回も二六荘に宿泊、主な建物に変わりはありませんでしたが、近くに村営住宅が出来たりと変化も有。
以前は無かったレンタバイク(1日2,700円)があったので助かりました。
まずは、近場の旧東洋製糖燐鉱石貯蔵庫(国指定文化財)へ。

燐鉱産業遺跡群(旧東洋製糖燐鉱石貯蔵庫)@北大東島

廃墟感は、未だに健在です。
トンネルのように見えるのは、トロッコ軌道跡。

燐鉱産業遺跡群(旧東洋製糖燐鉱石貯蔵庫)@北大東島

燐鉱産業遺跡群(旧東洋製糖燐鉱石貯蔵庫)@北大東島

トロッコのレール跡を発見。
前回では見当たらなかったんですが、遺跡として整備されて来ていますね。
昔は、下の写真の積荷桟橋まで続いていたのかな。

燐鉱産業遺跡群(トロッコのレール跡・旧東洋製糖燐鉱石貯蔵庫)@北大東島

旧東洋製糖燐鉱石貯蔵庫の周辺には、燐鉱産業遺跡群が存在します。
多くが、大正期の東洋製糖の関連施設。
例えば、燐鉱石貯蔵庫の海側には、燐鉱石積荷桟橋(国指定文化財)。

燐鉱産業遺跡群(旧東洋製糖燐鉱石積荷桟橋)@北大東島

積荷桟橋を横から見ると、絶壁。

燐鉱産業遺跡群(旧東洋製糖燐鉱石積荷桟橋)@北大東島

積荷桟橋の隣の旧西港も、負けずに絶壁です。

燐鉱産業遺跡群(旧西港)@北大東島

旧西港の下からの急坂は船揚げ降ろし場。

燐鉱産業遺跡群(船揚げ降ろし場・旧西港)@北大東島

揚げ降ろしに使われた、巻揚げ機も残っていました。

燐鉱産業遺跡群(巻揚げ機)@北大東島

巻揚げ機の陸側には、燐鉱石の乾燥施設ドライヤーが、ボロボロになりながらも建っています。

燐鉱産業遺跡群(ドライヤー)@北大東島

燐鉱産業遺跡群(ドライヤー)@北大東島

ドライヤーの陸側には、再建された旧東洋製糖北大東出張所(国指定文化財)。
現在は、「りんこう館」として、燐鉱産業遺跡群のパネルが展示されています。

燐鉱産業遺跡群(旧東洋製糖北大東出張所)@北大東島

下の写真は順番に、傭員倶楽部跡、倉庫跡、旧東洋製糖社員浴場貯水タンク(国指定文化財)、旧東洋製糖社員浴場風呂場(国指定文化財)。

燐鉱産業遺跡群(傭員倶楽部)@北大東島

燐鉱産業遺跡群(旧東洋製糖社員浴場風呂場)@北大東島

燐鉱産業遺跡群(旧東洋製糖社員浴場貯水タンク)@北大東島

旧東洋製糖社員浴場風呂場@北大東島

宿泊していた二六荘の旧館で、社員倶楽部(国指定文化財)。
工事現場の人達が現在進行形で宿泊していましたが、国の文化財です!

燐鉱産業遺跡群(社員倶楽部、現・二六荘)@北大東島

島の南西部にある上陸公園(開拓者上陸地)。

上陸公園@北大東島

島の東部にある空港横の沖縄海。
台風13号の影響で波が高かったですが、普段であれば海水浴が可能だそうです。

沖縄海@北大東島

現・西港での、フェリーだいとう。
本来は、翌日にフェリーで南大東島に行く予定でした。
しかし台風の影響で波が入っている為、日程変更で1日早く那覇へ帰港。
南大東島へは、フェリーではなく、飛行機に変更になりました。
下の写真のように、クレーンで乗船したかった…涙

フェリーだいとう@北大東島

フェリーだいとう@北大東島

クレーンで船の積み下ろし@北大東島

クレーンで船の積み下ろし@北大東島

北大東島では、毎晩、星空を見に北側の海岸へ。
定期的に回って来る灯台の光が少し邪魔でしたが、満点の星空。
弧を描く天の川を、容易に目視出来ました。

星空の軌跡@北大東島

北大東島では、燐鉱産業遺跡群の整備を進めているそうです。
多くの施設跡(内10件は国指定文化財)が有りますが、場所が非常に分かり難いです。
北大東島に滞在する時には、探してみると楽しいかもしれませんね。
りんこう館のパネルが、各施設跡のヒントになると思います。

レンタバイクで燐鉱産業遺跡群めぐり@北大東島の地図
地図をGoogleマップで表示