昨晩は、うるま市の安慶名闘牛場で行われた「全島獅子舞フェスティバル」を見学しました。
獅子舞の多くは旧暦8月15日頃に行われるので、各地の獅子舞を見るのは困難。
全島獅子舞フェスティバルでは、一度に県内各地の獅子舞を楽しめるのでお勧めです。

並里獅子舞(金武町)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

まずは今回演舞をする6つの地域の獅子舞達が集合。
左から、沖縄市古謝、那覇市上間、南風原町喜屋武、中城村和宇慶、読谷村波平、金武町並里(2頭)。
獅子舞も、地域によって個性があります。

第32回 全島獅子舞フェスティバル

1番手は、沖縄市の古謝獅子舞(古謝獅子舞保存会)。
和太鼓の古謝飛龍太鼓とのコラボで、オープニングを飾ってくれました。
沖縄で、和太鼓と獅子舞の組み合わせはめ珍しいですね。

古謝獅子舞(沖縄市)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

古謝獅子舞(沖縄市)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

次は、那覇市の上間獅子舞(上間伝統芸能保存会)。
上間の獅子舞は、元々は首里王府から拝領したそうです。
獅子頭に生えている髭が特徴的でした。

上間獅子舞(那覇市)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

上間獅子舞(那覇市)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

3番手は、南風原町の喜屋武獅子舞(南風原町喜屋武区伝統芸能保存会)。
同じ南風原町の本部獅子舞での、蛇(ハブ)の仕草をまねた「フィバー巻ち」に似た型もありました。

喜屋武獅子舞(南風原町)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

喜屋武獅子舞(南風原町)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

うるま市赤野区自治会による琉球舞踊「浜千鳥」もありましたが、獅子舞の写真が多いので省略。
4番手は、中城村の和宇慶獅子舞(中城村和宇慶獅子舞保存会)。
「犬の舞」と「鳥の舞」の2つの型があるそうですが、今回は「犬の舞」。
獅子が毬と戯れます。

和宇慶獅子舞(中城村)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

和宇慶獅子舞(中城村)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

5番手は、読谷村の波平獅子舞(波平伝統芸能保存会)。
獅子舞と龕(ガン、遺体を納める輿)は関係が深く、一対と考えている地域が多いようです。
波平の場合には、獅子舞と龕は夫婦と云われています。

波平獅子舞(読谷村)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

波平獅子舞(読谷村)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

最後のトリは、金武町の並里獅子舞(金武町並里区伝統芸能保存会)。
並里の獅子舞の親子は、一言で言って、可愛い。
ワクヤー(獅子舞を誘い出す役)の人の方が、明らかに強そうです。

並里獅子舞(金武町)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

なかなか両者が出会わないんですが、ワクヤーが獅子舞を見つけた時には、虐めないで欲しいと思いました。笑

並里獅子舞(金武町)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

ワクヤーが退場した後は、子獅子が毬と戯れるのを、親獅子が見守ります。

並里獅子舞(金武町)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

並里獅子舞(金武町)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

親子共に、ほとんどの所作で、顔を傾けているので超ラブリー。
獅子舞は邪気を払うのが役目ですが、可愛い獅子舞も有りだと思います。笑

並里獅子舞(金武町)@第32回 全島獅子舞フェスティバル

獅子舞フェスティバルは去年も見学しましたが、毎年違う地域の獅子舞が招待されるので、これからも目が離せないですね。

第32回 全島獅子舞フェスティバルの地図
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