糸満市武富の綱引き
昨晩は、糸満市武富の6月ウマチーの綱引きを見て来ました。
ウマチーは、南西諸島で行われている麦・稲に関する4つの祭祀(旧暦2月の麦穂祭、3月の麦大祭、5月の稲穂祭、6月の稲大祭)のこと。
6月ウマチーは稲の収穫祭で、五穀豊穣と地域の繁栄を祈願します。
多くの地域では、その一環として綱引きが行われます。
日程は元々旧暦6月吉日でしたが、明治以降に旧暦6月15日になりました。
旧暦6月25日の6月カシチー(年浴み)にも綱引きが行われますが、意味合いは殆んど6月ウマチーと同じ。
6月ウマチーは官祭的なのに対して、6月カシチーは農民の刈り上げ祝いです。
糸満市武富では、旧暦6月15日の前日からカーウガミ(井泉拝み)といった儀式が始まります。
当日も、トゥン(殿)、ウフドゥン(大殿)、ミードゥン(新殿)での拝みがあるそうです。
今回は夜間の綱引きだけを見学したので、上記の儀式が現在どうなっているのかは分かりません。
午後7時半頃になると、武富構造改善センター(武富公民館)から武富児童公園に綱を移動。
武富児童公園は、むかし武富馬場のあった所でンマイーと呼ばれていました。
綱引き前の午後8時半頃に、チンク隊が鉦を鳴らしならが道ジュネーをします。
チンク隊が普段着ではなく衣装を着て本拍的に綱引きを行うのは、6年に1回。
今年は、残念ながら違いました。
まずは、旗頭の演舞。
綱引きは、まず、東西の綱の先端をカヌチ棒で1つに繋ぎます。
武富の綱引きの面白い所は、カヌチ棒が入る瞬間に綱の先端を逸らして、東西それぞれの陣地を綱を担ぎながらグルグル廻る所。
グルグルが終わると、カヌチ棒で東西の綱を結合。
綱引きの開始です。
綱引きは、合計2回行われました。
1回戦目は、西の勝利。
下の写真は、勝利の舞い。
2回戦目は、負けた方に勝ちを譲るので、東の勝利。
綱引きは、これで終了です。
この後、相撲が行われるそうでしたが翌日に仕事があるので帰宅。
これから沖縄では、旧暦6月25日のカシチー、旧暦6月26日のアミシ、旧暦7月14~16日の旧盆、旧暦8月15日の十五夜などで綱引きが行われます。
これらの時期に沖縄に来られる人には、綱引きがお勧め。
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ウマチーは、南西諸島で行われている麦・稲に関する4つの祭祀(旧暦2月の麦穂祭、3月の麦大祭、5月の稲穂祭、6月の稲大祭)のこと。
6月ウマチーは稲の収穫祭で、五穀豊穣と地域の繁栄を祈願します。
多くの地域では、その一環として綱引きが行われます。
日程は元々旧暦6月吉日でしたが、明治以降に旧暦6月15日になりました。
旧暦6月25日の6月カシチー(年浴み)にも綱引きが行われますが、意味合いは殆んど6月ウマチーと同じ。
6月ウマチーは官祭的なのに対して、6月カシチーは農民の刈り上げ祝いです。
糸満市武富では、旧暦6月15日の前日からカーウガミ(井泉拝み)といった儀式が始まります。
当日も、トゥン(殿)、ウフドゥン(大殿)、ミードゥン(新殿)での拝みがあるそうです。
今回は夜間の綱引きだけを見学したので、上記の儀式が現在どうなっているのかは分かりません。
午後7時半頃になると、武富構造改善センター(武富公民館)から武富児童公園に綱を移動。
武富児童公園は、むかし武富馬場のあった所でンマイーと呼ばれていました。
綱引き前の午後8時半頃に、チンク隊が鉦を鳴らしならが道ジュネーをします。
チンク隊が普段着ではなく衣装を着て本拍的に綱引きを行うのは、6年に1回。
今年は、残念ながら違いました。
まずは、旗頭の演舞。
綱引きは、まず、東西の綱の先端をカヌチ棒で1つに繋ぎます。
武富の綱引きの面白い所は、カヌチ棒が入る瞬間に綱の先端を逸らして、東西それぞれの陣地を綱を担ぎながらグルグル廻る所。
グルグルが終わると、カヌチ棒で東西の綱を結合。
綱引きの開始です。
綱引きは、合計2回行われました。
1回戦目は、西の勝利。
下の写真は、勝利の舞い。
2回戦目は、負けた方に勝ちを譲るので、東の勝利。
綱引きは、これで終了です。
この後、相撲が行われるそうでしたが翌日に仕事があるので帰宅。
これから沖縄では、旧暦6月25日のカシチー、旧暦6月26日のアミシ、旧暦7月14~16日の旧盆、旧暦8月15日の十五夜などで綱引きが行われます。
これらの時期に沖縄に来られる人には、綱引きがお勧め。
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