今年の2月後半に、小型野生ランのオキナワチドリ(学名:Amitostigma lepidum)の開花を見てきました。
そして、4月にオキナワチドリの種を採取して、ダンボール実生法に挑戦、6月にはプロトコームが少数ですが形成
11月に入ってから、オキナワチドリのプロトコームが大量に見られるようになりました。
どうやら、夏を越してから最低温度が20度以下になると、プロトコーム形成に最適になるみたいです。
ナンゴクネジバナ(学名:Spiranthes sinensis var. sinensis)の場合も、夏前よりも夏の後半に入ってからの方がプロトコームの量が多かったのと似ていますね。
ナンゴクネジバナは9月頃からプロトコームが出来始めたので、ナンゴクネジバナの方が暑さに強いのかな。

オキナワチドリのプロトコーム(protocorm of Amitostigma lepidum)

オキナワチドリのプロトコーム(protocorm of Amitostigma lepidum)

夏前に発芽したオキナワチドリの実生は、9月に全滅しました。涙
無事に夏を越せたと思ったんだけど…
オキナワチドリは、球根がある状態では夏眠して地上部は枯れるので、暑さには余り強くないのかもしれないです。

追加:
2016年2月、実生2年目のオキナワチドリの開花に成功!!

実生2年目のオキナワチドリが開花(Blooming of the two-year-old seedlings of Amitostigma lepidum)

実生2年目のオキナワチドリが開花:南の島旅