昨晩は、首里汀良町十五夜獅子舞を見に行ってきました。
首里汀良町十五夜獅子舞は、本来は旧暦8月15日に近い土曜日に行われますが、先週は小学校の運動会とバッティングしたために今週に変更されました。

首里汀良町十五夜獅子舞(足たたき)

沖縄には500頭以上の獅子舞がいますが、その中でも一番長い歴史を持っているのが首里汀良町の獅子舞で、那覇市指定の無形民俗文化財。
先週は浦添市勢理客の獅子舞を見ましたが、地域によって全然違いますね。
勢理客の獅子舞は、獅子舞のみが出演して三線の演奏と共に型が行われます。
一方、首里汀良町の獅子舞は、銅鑼を持つ人と共に出演して銅鑼の音だけで型が披露されます。

首里汀良町十五夜獅子舞が開始されるのは午後7時からなので、6時半頃に汀良町自治ふれあい会館に到着。
野外ステージ前は、すでに沢山の人で大混雑。
獅子舞は、6つの型が披露されました。
どれも動きが早くて、写真ではキツイので、動画を沢山撮りました。
やっぱり防水デジカメには、限界がありますね。汗

最初の型は、『大廻り(ウーマーイ)』。
すべての演技の基本になる型だそうです。
魔物を蹴散らすように、大股で歩きまわるのが特徴。


次は、『向突出し(ムコーチチンジャシ)』。
魔物を睨みつけたあと、急に噛みつき咥えたりする、緩急の激しい型です。


3番目は、『足たたき(フィサタタチャー)』。
舞台前方に座って前足で地面をたたくのが特徴。

首里汀良町十五夜獅子舞(足たたき)

首里汀良町十五夜獅子舞(足たたき)

4番目は、『尾喰い(ジュークーイ)』。
自分の尾を噛むように回転しながら、魔物を追い掛け回す型。


5番目は、『三角跳び(サンカク)』。
三角を描くように飛び跳ねた後、左右に横回転するのが見所。


最後は、『毬喰い(マーイクーイ)』。
毬を激しく咥えたり、放り投げたりする。
演技時間も長く、一番盛り上がる型です。


首里汀良町十五夜獅子舞では、大人による獅子舞だけでなく、子ども獅子舞でも、6つの型が行われます。
小学生から高校生まで出演しますが、高校生になると大人と変わらない迫力でした。

子ども獅子舞(三角跳び)@首里汀良町十五夜獅子舞

他にも琉球舞踊『貫花』や子供エイサーなどが行われました。

琉球舞踊(貫花@)首里汀良町十五夜獅子舞

祭りの途中でどしゃ降りになって一時中断したり、汀志良次音頭などが中止になったりしましたが、それでも、十二分に楽しめました。
汀良町自治会青年部に感謝ですね。
マイクを持っているのが、最後の『毬喰い』で獅子舞に入っていた青年会会長さんです。

汀良町自治会青年部@首里汀良町十五夜獅子舞

平成25年度 首里汀良町十五夜獅子舞の地図
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